日中の介護サービスのみを提供するデイサービスでの仕事内容は主に、送迎、介助、レクリエーションの3つに分けることが可能だ。
1つ目の送迎業務だが、自力での移動が難しい利用者や施設までの距離が遠いご利用者に対し、自宅まで送り迎えを行うというものである。
基本的には1度に8人前後の利用者の送迎を行うため、使用する車はバンなどの比較的大きな車になる。
デイサービスの仕事は日勤帯のみの仕事であるため人気があるが、運転免許を持っていることと、比較的大きな車の運転が可能なことが必要であるため注意が必要である。
2つ目の介助であるが、これは日常の生活介助全般を行う必要がある。
例えば、食事介助や排泄介助、入浴介助などだ。
デイサービスの場合、自立度の高いご利用者がほとんどなので、基本的にはどの生活介助もそれほど負担なくできることが特徴的である。
3つ目のレクリエーションであるが、デイサービスにおける業務のうち、一番時間を費やすのがこのレクリエーション業務だ。
デイサービスにおけるレクリエーションの内容は、老化を防いだり認知機能を維持したりするための脳トレーニングや体操や歌謡曲の唱和等が挙げられる。
また、こういったレクリエーションを提供するには事前の準備が必要になる。
例えば、体操の場合は体操の選定や順番の設定、歌謡曲の唱和の場合は利用者が好んでいる歌謡曲の調査やCDの準備、歌詞カードの作成を行う必要がある。
実はこの下準備の時間がデイサービス業務において3分の1を締めており、他の介護施設と異なることもよくわかるだろう。
そのため、デイサービスの特徴や仕事内容をしっかり把握しておくことがとても重要だ。